夏。再び秩父ぶらり旅.5「ホタルかがり火まつり」

<芦ヶ久保国際国際釣り場>
http://www.ashigakubo-fishing.jp/


芦ヶ久保駅から歩いて20分。
釣り場は若者でにぎわっていましたよ。釣りブームなのかな?
オジサンとオバサンも仲間入り。
(と言っても、私は見ているだけですけれどね。)

釣れた魚は食堂で焼いてもらって、一休み。
(はあ~、一日遊ぶって、疲れるわ。やっぱり年ねぇ。)


あたりが薄暗くなりかけたころ、釣り場を後に。
今回の旅の目的の「ホタルかがり火まつり」に急ぎます。


芦ヶ久保駅から一駅だけ電車に乗って横瀬駅に。駅にはシャトルバスが待っていました。満員のバスで10分。
二年ぶりの棚田です。


棚田には、すでに大勢の人が訪れていて、入口には屋台が並んでいます。
武甲山にはうっすらと霧がかかっていて、神秘的。

(写真はHPから)


「中に入ろう、」
あぜ道を歩いて、棚田の中に入ります。
皆、気にいったところで立ち止まったり、シートをひいて座ったりして、暗くなるのを待っていました。


私たちもあぜ道の脇に、シートをひきました。
koujiさんが組み立ててくれた、段ボールの椅子に腰かけて、ただ、ぼんやりと棚田を眺めます。


田んぼの真ん中ではコンサートが行われていて、メロデイーが風に揺れるように、時に近く、時には遠く、聞こえてきます。


「私たち、随分とローカルな旅していると思わない?」
「その方がいいよ。」とkoujiさん。


やがて辺りは真っ暗に。

静けさの中、かがり火だけが点々と、見えていました。


コンサートがおわっても、皆、殆ど無言で、しばらくは、真っ暗な棚田の中に立ち止まったまま‥、
静かな静かな七夕の夜。


「そろそろ帰ろうか、」
「そうね、」


足元を照らしながら、あぜ道を出て、シャトルバスに乗り、電車を乗り継いで、ふんわり夢見ごちで、言葉少なく、旅を終えました。


秩父旅、
前回の旅は棚田で始まり、今回の旅は棚田で終了。
共に、良い旅でした。
(黒柴かあさん、ありがとう。)





夏。秩父再びぶらり旅.4「次は、どこ?」

(2018/07/07)
翌日。

朝食を食べながら、
「今日は、どこに行く…?、」


ホタルかがり火まつりは夕方からだから、時間はたっぷりね、先ずは、近くの聖神社に参拝に。
その後、どうする?


「秩父神社に行きたい、」とkoujiさん。
「あら、意外。前回、つまらなさそうにしてたから遠慮していたわ。」
koujiさんは二回目、私は四回目の秩父神社に行きました。



秩父宮妃殿下お手植えの、乳銀杏の木の下で、
koujiさんはスケッチです。

私は境内をぶらぶらと。
天照大御神の小さな祠が清々しい。


スケッチ終わって、西武秩父駅までの道、
番場町の写真を撮りながら歩きます。

前回の旅で珈琲を飲んだ「パーラーコイズミ喫茶店」
今も営業している「パリー食堂」
小池煙草店の前を大勢の若者達が通り過ぎました。
「街コン?」
若者に、何故か、古い建物、似合ってる。


さて、
駅に着いたけれど、お昼には少し早い。
「次はどこに行く‥?」と聞いたら、
「芝桜の丘まで歩きたい、」と、koujiさん。


「私、行ったことあるけれどね、その時はシーズンだったから、
大勢の人についていっただけなの、大丈夫かなあ〜、」と駅の地図を覗き込む。
「まあ、行ってみよう。」


歩いて15分。
残念、公園の入口あたりで、道、間違えたようです。
丘には行きつけず、東屋見つけてしばらく休憩。
(黒柴かあさんに、道、聞いておけばよかったかなぁ‥、)


旅に出たら、一度は道に迷う私たち、
少し疲れて駅まで戻りました。


「お昼にしようか、」

西部秩父駅「祭りの湯」のフードコートで、わらじかつ丼を頂いて、


食事の後は、釣りに出かけます。
(つづく、)





夏。秩父再びぶらり旅.3「旅の宿」

昔、昔、
まだ二十歳を過ぎたばかりの頃、一人旅だった私の宿は、いつもユースホステルでした。


少ない予算で出来るだけ多く見て歩こうと、ガツガツと一日中移動して、
時には、お昼も省略で、歩きながらりんごが1個だけ、
なんていうこともありました。


(宿は安く、眠られればそれでいい。でも女の子の一人旅、安全な所でなくちゃ‥、)


相部屋になった女の子のグループと、ひと時、にぎやかに過ごし、部屋の隅に布団をひいて朝までグッスリ眠ります。


次の日の朝、
「又ね~、」と大げさに手を振って出発したら、後はその日の予定を追いかける。
若かったなあ~、と思います。


年を重ねた今は、
ゆったりと流れる時間の中で過ごすことと、その時間そのものが旅。
宿は、旅の重要ポイントになりました。



さて、
今回選んだ宿は「湯の宿わどう」
(和銅遺跡のある、和銅黒谷駅から歩いて5分です。)
http://www.wadoh.co.jp/


温泉は、檜のお風呂と岩風呂。

お部屋はこの頃、洋室を選んでいます。
今回のお部屋はgood!

夕食は部屋食。奥のテーブルで頂きました。
(写真は、所々、撮り忘れ。)


さて、最近の宿での過ごし方ですが、「のんびり」の一言。(笑)


お茶を飲んで、着替えて、温泉に入って、夕食もゆっくり時間をかけて。
食事が終わったら、koujiさんは、ほろ酔い加減で横になり、テレビ眺めてうとうとと。
私は、あれやこれやと荷物を取り出しては、また仕舞う。
遅くまで、パソコン開いては、写真眺めたりして、旅の余韻に浸ります。


まあ、一緒にいても、
お互い一人遊びをしているような感じでしょうか。


仲良く一緒に旅ができるのは、お互いが一人遊びに慣れているからかな?
なんて思います。


(つづく、)




夏。秩父再びぶらり旅.2「雨の長瀞.宝登山神社」


白い鳥居。


宝登山を背にした、美しい本堂。


雨に濡れた境内には、


日本武尊が宝登山に登る前に身を清めたという泉が、
今に残っていました。

ふと、
神話の世界が垣間みられるような気がしてきて、
覗き込み、
あたりを見渡せば、


境内は、清らかな空気に包まれて、
遠くの山々には霧がかかってる。


しばし、たたずみました。


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「これから、どうする?」
「岩畳に行ってみよう、」
参道を戻ります。


途中、江戸時代の農家、
「旧新井家住宅」に立ち寄りました。

高い天井の、梁の曲線が美しい。

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「岩畳、来たことあるのよね、?」
「若いころ、バイクで来たよ。」
「私も、家族で来たわ。」


何気ない話をしながら、
記憶にあった商店街を抜けて、岩畳へと向います。


渓流は、昔のままでした。


何ということもなく、川を眺め、東屋見つけて一休み。


(この景色、いつの時代から、ここにあったのだろう‥、)


いろいろなことをとりとめもなく、考えるのは、旅の楽しみの一つです。
うとうととして、心地がよい。


ふと、
昔読んだ本のタイトルを思い出しました。
「暮らすように旅をして、旅のように暮らしたい。」
だった、ような‥?



遅くならないうちに、
今日の宿に、向かいましょう。


(つづく、)






夏。秩父再びぶらり旅.1「ホタルかがり火まつり」が見たくって‥、

ブログ、
お休みしていた間に行って来た、二度目の秩父.ぶらり旅。
夏の思い出、忘れないうちに綴ります。


黒柴かあさんのブログ記事で、
「ホタルかがり火祭り」を知ったのは5月の半ば過ぎ。

前回の旅で訪れた寺坂棚田で、7月7日の七夕に、一夜限りの
「ホタルかがり火まつり」があるという。
「もう、もう、もう、どうしても行きたい!、」とその場で、次回の旅は決定。


(幻想的な光景、旅の最後に見るためには、前日からの1泊旅行が効果的ね、
今回は、初日は長瀞のライン降り、二日目は釣りと少しアクティブに。)
黒柴かあさんに、ムカデ対策のアドバイスも頂いて、バッチリ準備した。


(だのに…、
楽しみに待っていたら、豪雨で‥⤵︎、
あちらこちらで被害も出ているよ、どうしよう?)


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(2018/07/06)
雨。
ライン下りは諦めて、とりあえず、予定通りに長瀞に。
御花畑駅から秩父線の電車に乗りました。

(御花畑駅で売っていた味噌ポテト。
電車待ちながら、ベンチで食べました。)



長瀞駅前。
ライン下りの呼び込みを横目に、
「まずは、ランチね、」と宝登山神社の参道に入ります。


歩いて10分、長瀞有隣倶楽部。

昭和3年に建てられた建物です。


ランチの名前は「きぬ姫」

広々とした庭を眺めながらのんびりと頂きました。
ボリュームいっぱいで、品の良いお味に満足。


さて、雨の長瀞、
これからどこに行きましょうか‥?、
宝登山神社に参拝に。


(つづく‥、)