夏。秩父再びぶらり旅.2「雨の長瀞.宝登山神社」
白い鳥居。
宝登山を背にした、美しい本堂。
雨に濡れた境内には、
日本武尊が宝登山に登る前に身を清めたという泉が、
今に残っていました。
ふと、
神話の世界が垣間みられるような気がしてきて、
覗き込み、
あたりを見渡せば、
境内は、清らかな空気に包まれて、
遠くの山々には霧がかかってる。
しばし、たたずみました。
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「これから、どうする?」
「岩畳に行ってみよう、」
参道を戻ります。
途中、江戸時代の農家、
「旧新井家住宅」に立ち寄りました。
高い天井の、梁の曲線が美しい。
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「岩畳、来たことあるのよね、?」
「若いころ、バイクで来たよ。」
「私も、家族で来たわ。」
何気ない話をしながら、
記憶にあった商店街を抜けて、岩畳へと向います。
渓流は、昔のままでした。
何ということもなく、川を眺め、東屋見つけて一休み。
(この景色、いつの時代から、ここにあったのだろう‥、)
いろいろなことをとりとめもなく、考えるのは、旅の楽しみの一つです。
うとうととして、心地がよい。
ふと、
昔読んだ本のタイトルを思い出しました。
「暮らすように旅をして、旅のように暮らしたい。」
だった、ような‥?
遅くならないうちに、
今日の宿に、向かいましょう。
(つづく、)