(思い出)ぶらり秩父旅.7「星音の宿.ばいえる」

二日目の宿は、
「星音の宿.ばいえる」

チャペルもある、手軽なプチ.リゾートホテルです。


お部屋は和洋室で、

小さな露天風呂付。

HPからの予約特典で、二日間有効の、隣にある日帰り温泉「星音の湯」の無料券が2回分付いていました。
(夕食後に一度、チェックアウト後にもう一度、かな?)と、
今回は温泉が楽しみです。


まずはホテルの温泉に。

秩父の山々が遠くに見える露天風呂。


夕食は、和洋折衷でした。
先ずは先付け、次はお刺身、と、食べ始めたら、野菜の天ぷら、続いてビーフシチュ、と運ばれてきて、
「あら、暖かいうちに食べなくちゃ、お刺身は後回しね、」と忙しい。鍋物も出来上がったみたいで、火が消えた。
「美味しく頂くには食べる順番考えなくちゃ‥、」と、考え考え、食べていたら、
「完食だ~、」とkoujiさん。


食事が終わって、
「後でお風呂に行こうね、」と言ったら、
「明日でいいんじゃない、」と、koujiさん。
疲れていたようで、早々に眠ってしまいました。
(まだ、7時過ぎなんですけど~?)


8時半過ぎに、
「coffee、飲みに行かない、9時までよ。」と起こしてみたら、一緒にラウンジには行ったけど、帰ったら、また横に。

(お風呂に行く気はなさそうね。)


「一人で行ってきていい?」と聞いたら、
「どうぞ、」と素っ気ない。


仕方なく、一人で夜道を歩いて行きましたよ。
だのに‥、
入口に本日は終了の案内版。
(受付は22:00迄だったのね、残念!)


HPで見た、星音の湯の露天風呂です。
「星の森」と、

「月の石」

(夜空見上げて、入りたかったぁ~、)


「こうなったら、お部屋の露天風呂だわ、」と、部屋に帰って、おふろの蛇口をひねります。夜空を眺めながら、入りました。



さて、koujiさん、
夜中に胃が痛いと言い出した。(あら、あら、調子が悪かったのねぇ‥。)
「フロントに薬あるはずよ。」


「何もらったの?」

「サクロン。」

「サクロンで治るんなら、大したことないね、」
「そう、大したことないんだ、飲んだら楽になった。」
「良かったわね、」


安心して、朝までグッスリ眠りました。


明日は、“天空のポピー“ に!
(つづく、)




(思い出)ぶらり秩父旅.6「行きつけなかった美の山展望台」

和銅黒谷駅に戻る道、
「早めに宿に行って、温泉入りましょう、」
と言いながら道端に、“美の山山頂“ の標識を見かけました。(山頂にある展望台までは30分ほどです。)
「展望台まで、行ってみようか。」と、山道に入ります。


「山頂まで1.4㌔」「1.3㌔」「1.2㌔」標識を頼りに登ります。しばらく行くと、急坂と平坦な道に分かれていました。標識は見当たらず。


?と、立ち止まり、
「展望台はこちらだろう、」と平坦な道を進むkoujiさん。
「大丈夫かなあ‥?」


15分ほど歩いた山の中。

30分歩いたけれど‥、展望台には行きつかず。
「でも、展望はいいわね。」

道はだんだん、険しくなって、行き止まり。
登ってきた道とは別の下りの道が、ひとつあるだけでした。


とりあえず、シートを広げてお弁当を食べました。気がつくと、辺りは虫だらけで大騒ぎ。


「もう降りよう、」
koujiさん、来た道とは違う道を降りて行きます。
「この道、大丈夫?」


後から付いて行くと、遠くから車の音が聞こえてきて、やがて、民家の裏道に行き着いた。でも、
「ここは何処だろう‥、」


民家の標識を見ながら歩きます。
(皆野よりの黒谷かなあ?)
大通りを探して、ガソリンスタンドで、皆野駅までの道を聞きました。


「とにかく歩きましょう、」
歩くのだけは速い私、速足で歩きます。
30度近い日の午後、道の向こうは秩父鉄道の線路です。


次々と、電車が走り去って行くのをみながら、ようやく気がついたのは、


どうやら、下りた場所は皆野駅よりも、和銅黒谷駅に程近く、私たちは、一駅間、歩いているのだということでした。


歩きながら思います。
(もおっ!、このオジサンは、どうして、違う道を降りたわけ?
来た道下れば、そこから10分で駅に着いて、一駅乗ったら皆野駅。後は、シャトルバスで宿に行くだけだったのに‥。)


「疲れたわ‥、」
振り返ると、koujiさん、休む場所を探しているご様子です。


(ここは無視よ、
“のんびりオジサン“ につき合っていたら遅くなる、私は早く温泉に入りたい。)


昔、買っていた老犬の太郎との散歩を思い出しました。
「太郎が、もう、歩けないと座り込んだ時、鎖外して、先に歩いたら、仕方ないとついてきたのよねえ‥。」

どんどん歩いて、先に、皆野駅に着きました。


「随分、速く歩いていたね、」
「あら、ごめんなさい。トイレに行きたかっただけよ。」(笑)


何事もなかったように‥、二人並んで、
シャトルバスを待ち、ようやく、宿に向いました。
(つづく、)





(思い出)ぶらり秩父旅.5「聖神社と和銅遺跡」

“のんびりぶらり秩父旅“ 二日目。

和銅黒谷駅のホームには和同開珎のモニュメント。


駅から歩いて五分、聖神社に着きました。お金に不自由しないと言われている銭神様です。

ここはパワースポットのようで、足元から、ジンジンとエネルギーを感じます。
無人の境内には、御守りが数種類あり、返納箱も用意されていました。和同開珎の小銭の入った御守りを買いました。


ムカデが一杯いましたよ。
立っているだけで、手にも、背中にも登ってきます。ベンチに置いた帽子の中にも‥?


「うわっ!、」いました。
ここではムカデは神様のお使いとか。
「私達好かれているみたい‥、」なんて言ってはみたけれど、どうなんでしょうか‥?


記念写真です。

撮れた写真を覗いて、大笑い。
二人とも、はち切れそうなまん丸顔に写ってる~、特に私は、二割増しのふくよかさ。


「これはボツ!」と言いかけて,
これってもしかしたら、ご利益あるということじゃないかなあ?、と気がついた。


次は、和銅遺跡に向います。
聖神社の横の狭い山道を歩いて行くと、

現れたのは「和同開珎」の大きなモニュメント。
もう一枚、記念写真が撮れました。

今日は早めに、宿に‥、
(つづく、)





(思い出)ぶらり秩父旅.4「秩父の優しい神様」

/2016/05/13(金)
“のんびりぶらり秩父旅“「二日目」


朝食を済まして早々に、チェックアウトを終えました。バス停への道歩きながら、
「絶景だったわねぇ‥、」と、武甲山の見える風景を振り返ります。
今日は、秩父の神様に会いに。


「秩父まつり会館」で、バスを降りました。
(http://www.chichibu-matsuri.jp/)

写真は、吹き抜けのホールにある、秩父夜祭で使われる屋台と笠鉾です。
屋台と笠鉾の前でアトラクションがあり、華やかな「秩父夜祭り」の雰囲気をバーチャル体験しました。
後は、館内を一回り。旅のおやつに祭り饅頭を買い、秩父神社に急ぎます。


美しいたたずまいの秩父神社です。
(http://www.chichibu-jinja.or.jp/saijin/)
主祭神は天之御中主神。昭和28年には、昭和天皇の弟宮、秩父宮殿下が合祀されています。

御本殿には、それぞれに意味のある、鮮やかな彫刻の数々が。


“繋ぎの龍“

“お元気三猿“
(日光の三猿は、「見ざる、聞かざる、話さず」だけど、ここは、「よく見て、よく聞いて、よく話す」三猿です。私は、こちらのほうが好きですね。)

“子宝.子育ての虎“

“北辰の梟“
(体は正面のご本殿に向き、頭は正反対の真北を向いて昼夜を問わずご祭神をお守りしているのだそう‥。)

(画像はHPから)


実は、私は、秩父神社は今回が3回目。
2011年のお正月、家族旅行の帰りに寄りました。
二度目は次の年。夏の暑い日の一人旅。


「秩父宮両殿下のお手植えの銀杏の木」に、深く感慨を受けました。
秩父宮殿下のお手植えの銀杏は、真っ直ぐに空を仰いで育ち、勢津子妃殿下の銀杏は、ふくよかな「乳銀杏」に育った‥、

その姿に心打たれ、奇跡を感じ、両殿下の願いのような気持ちに触れたように思えたのです。


本殿にある「親の心得」です。

この言葉にも、随分考えさせられました。
失敗ばかりの子育てを思い出しました。何だか、逆のことばかりしてきたようで、
(もっと早くに出会っていたら‥、)と思ったりしたものです。


そんなことを思い出しながら、
「秩父の神様は、優しいなあ‥。」と、あちらこちらを行ったり来たり、


気がつくと、koujiさん、ベンチに座って待っていた。
「ゴメン、ゴメン、お待たせです~。」



次は、秩父鉄道で、聖神社に。
お金の神様に会いに行きましょう。
(つづく、)





(思い出)ぶらり秩父旅.3「民宿すぎな」

秩父駅からバスに乗り30分。バスは自然の中を走ります。

ミューズパークのその先にある「民宿すぎな」は、
大当たりの宿でした。


運が良ければ、雲海が見えるこのお宿、

かっては、接待用の料理旅館で、一泊3万円以上。
秩父で一番高い宿だったとか。


そこを買い取って、
一万円札でお釣りがくる、民宿としてオープンしたそうで、(なるほど~、)と思わせる、地味~に見せかけた、良質の木造建築です。


玄関から風格がありました。

お部屋は6部屋。14畳から24.5畳。同じ部屋はありません。


今は民宿ですから、食事は地味なのですが、
「山女魚の柔らか煮」

岩茸の天婦羅が珍しい、「天ぷらの盛り合わせ」

(写真はHPから拝借しています。)


煮物は1品ずつ煮ているようで品のいいい薄味です。刺身や、秩父名物の豚肉の味噌漬け等々、なかなかの内容でした。


お部屋の窓からは武甲山。景色は広々。
お風呂に行く廊下の途中には、ガラス張りの展望台までありました。


(04:34)
雲海は見られませんでしたが、

明け方に、中庭で撮った写真です。


雲海は11月頃には、50%の確率でみられるそうで、
紅葉の頃に、もう一度、是非とも行ってみたいと思います。


温泉ではないけれど、
秩父の宿は、ここに決まり!、かな?
(つづく、)