誕生日は嫌い?(その1)

2月5日はkoujiさんの誕生日。
でもkoujiさん、誕生日が嫌いです。


「おめでとうとは言われたくない‥、」
「誕生日は、知らぬ間に通り過ぎてほしい‥、」
ダメ押しの言葉は、
「サプライズは好きじゃないんだよ。」だって。


う~ん、つまらないなあ‥、
出端を砕かれた私は仕方なく、二年間、手作りのお料理で気持ちだけお祝いしました。


でも、私は(プレゼントも渡したいのよ)と、
使ってもらえそうな物を見つけては、チョコチョコと買ってしまいます。
加齢臭を消す石鹸、薄毛予防のシャンプー、(笑)
koujiさんの好きなポロシャツなど。
いつの間にか、ポロシャツは殆ど、私が買ったものになりました。


(でも、ねえ、これじゃあ、片道通行だわ、
どうせ、年を取るなら、お誕生日ついでに楽しまなちゃ‥、
メリハリが必要よ)と、


二年前の二月、「プレゼント強行作戦」を実行することに。
4万近くするコートが半額になっていたのをみて、即決で買ってしまいました。


「気に入らなかったらどうしよう、」と心配したけれど、koujiさん、気にいった様子でそればかり着ています。
やったね!成功です。


6月の私の誕生日には、普段使いに丁度いい小ぶりのネックレスを頂いて、ようやく、お誕生日は共通のイベントになりました。


昨年は、展覧会出品用の水彩画の額ぶちを、一緒に選んだけれど、今年は何にしようかなぁ、と思っていたら、
「欲しいものがあるんだけれど‥、」だって。
あらまあ、随分の変わりよう。


「何がほしいの?」と聞いたら、
「カーナビ」ですって。
目が悪くて、スマホ使いにくいから、ガラ携帯に戻してしまったので必要になったとか。
バックに入れて持ち歩くそうです。


「決まったよ、」と言われて、Amazonでポチッと、購入しました。
明日のお誕生日には届きます。

プレゼントを渡すときの、ワクワク感はないけど、
使って頂けれるのが一番ね。(続く、)
            





(春の色が懐かしい、)

明日から、二月。
雪は溶けきらないけれど、時おり、春の気配を感じます。
花の色が恋しくなりました。


写真は、昨年の2月13日。
三浦海岸の河津桜です。


駅近くから、小池ヶ池公園まで、京浜急行の線路沿いを約1キロ、桜道を歩きます。
菜の花も同時に咲き並び、青い空に濃いピンクと黄色。
コントラストがとても綺麗です。
どこか懐かしく感じる田舎の風景を歩きながら、何気ないけど楽しい、そんな時間を過ごしました。


でも、トイレが二カ所しかなくてね、
少し困りましたね。(笑)
暑がりだったはずの私ですが、この頃、冬は冷えるのです。
2月はやっぱり寒かった‥。
「ホテル、マホロバマインズ」の、温泉に入って温まって帰りました。


毎年のことなのに、
「一番寒い季節に、春の匂いは漂ってくるのねぇ‥、」と、
つい、ワクワクしてしまいます。
もう少し暖かくなるのを待ちましょう。


今年は何処に行こうかなあ‥、
(近いところでいいんですけどね。)

もう少しです。 
                                        



大空とおく‥、(no.2)

少し、大きくなって‥。


母は、お天気の良い日には、外に茣蓙をひいて、赤ちゃんの私を遊ばせます。
北海道の空気は、さらさらとして心地よく、
私はオモチャをひとつ二つ与えられて、飽きず、ご機嫌に過ごしていました。


その当時住んでいたのは、北大からほど遠くない通りを少し入ったアパートで、通りの向こうには、写真館がありました。


ある時、近くの女の子が、私の顔を何度ものぞき込んで、
「やっぱり、そうだ。」と言います。
「どうしたの」と聞くと、
「おばちゃんちの赤ちゃん、あそこに飾られているよ、」と写真館を指さしました。


ビックリした母は、
「ちょっと見ていてね、」と、
赤ちゃんの私をそこに置き、走って行ったとか。


写真館の入口には、一歳の誕生日の記念に撮った私の写真がありました。
半年以上知らずに飾られていたその写真を、母は、写真館のご主人に頼み込んで頂きました。



          

「お人形みたい‥、」
中学生になった頃、
初めてその写真を見せられて、私はつぶやいた。 


一歩、二歩歩けるようになったばかりの赤ちゃんが、
自分の半分もある大きなお人形を片方の手に持って、もう片方の手は椅子に添えて、無心に立っている。
(人形は昔はよくあった、ぬいぐるみの文化人形。)


「これが私‥、」
世界はどう見えているんだろう‥、と、のぞき込みたくなるような、とろんとした目。ふわふわのほっぺ。


思わず抱き上げてしまいそうな、ふわっとした赤ちゃんの姿に、何故か、ふう~、とため息をついて見入りました。
「可愛がられていたんだね‥、」



写真は、母が筒に入れてしまっておいたため、あちこち、割れ目ができていて、
平らにしようにも、ポロポロと紙が切れそうで、仕方なく、また、筒に戻して仕舞いました。


実家には、今も写真はあるのかもしれないけれど、
多分、今頃は筒の中で、ボロボロになっているのではないかと思います。
せめてね、箪笥の底にでも入れて置けば良かったのに‥、
残念なことです。
(続く‥、)             





お絵描きメール‥、

1月24日、水曜日。

koujiさんはお絵描きdayです。
夕方、携帯覗いたら、
いつもの“お絵描きメール“が届いていました。


🌟「今日は魚だ。」

👒「なんだか、すごくいい。
お魚なのに、ほのぼのとして‥。」


メールはこれでお仕舞い。(笑)



こちらは、去年の魚の絵(干物)

どうでしょうか、
随分感じ、違うと思いません?


子供の絵は作文だというけれど、
koujiさんの絵にも、その時々の心、表れているように感じます。


🌟「あまり、深読みしないで‥、技術的なこともあるんでね。」とkoujiさん。
👒「そうね、それはそうだわ。」とは言ったけど、


気持ち、言葉で表現しない人ですもの、
絵で補わせていただく以外には、ないでしょう‥?



幸せそうな絵を見ると、安心する私です。





ふわふわ粉雪‥、

B型インフルエンザの、
熱が下がった直後の二日間を一緒に過ごして、
koujiさんは、元気になりました。


「雪が降るというけど、暖かいわね、」と言いながら、駅で別れて、
夜勤中、何度も外を見た。
朝はまだ降っていなかったけれど、仕事終わるころには、粉雪が‥。

今日は、早く帰らなきゃ、と思いつつ、
雪景色、眺めようと駅向かいのビルの二階で一休み。


       

👒「お~い、雪よ。どうしてる?」  
        
🌟「家に帰れるか?
雪のニュースばっかりだ。」


👒「多分ね、大丈夫。
早く帰ればいいものを、
駅前の“ポポラマーマ“で、コーヒー飲みながら、
ふわふわの粉雪、眺めているよ。 
街路樹もすっかり、whiteツリー。」 
                   
🌟「ホントだ、こっちもふわふわの雪だ。
雪景色描きたいよ。」


    

(koujiさんのベランダからの雪景色)



ガラス越しに、舞い降りる雪を眺めながら、
ボンヤリしていたら、ウトウトと‥。
気がついたら、
バス停は、駅の入口まで傘が並んでいた。


「あら、大変、帰れなくなっちゃうわ、」と店を出て
「雪って、意外に寒くないのよ、」と列の後でバスを待ち、
バスを降りたら道はなく、
「雪の中に足を入れるのも久しぶりだわ、」と、やせ我慢。


すっかり冷えて、家に帰ってきました。


今日は、寒いので、
明日のお休みにきちんと雪かきしましょう‥。