(思い出)ぶらり秩父旅.Ⅰ「寺坂棚田」
(二年前のことですが‥、)
風香る五月、二泊三日の、“のんびりぶらり秩父旅“。
思い出しながら、綴ります。
/2016/05/12 (木)
池袋駅待ち合わせ。
10:30 池袋発、11:43分横瀬着の秩父11号。
「がら空きだな」「ホントね、平日はこんなものかしら」
電車は出発しました。
「さあ、旅の始まりね、」
一日目の予定は、武甲山を中心に連なる山々が背景の、
koujiさんは、ここでスケッチをします。
さて、
横瀬駅に着いたけれど‥、
駅前に地図が見当たらない。棚田はどの方向?
駅横にある、山小屋風の、“売店・食事処“のおばさんが、壁にある地図を長い棒で指して、
「丸山鉱泉を目指していくように 、」と教えてくれました。
小学校、町役場、郷土資料館、
サンクスがあったので、お弁当を買おうと入りました。
「食欲あまり、ないんだよ」と、koujiさん。
「後でお腹すくわよ」
「それじゃあ、これか。」と、ハンバーグ弁当を二つ購入。
棚田への道を急ぎます。
「今日は熱いなあ。」
(12:27)
川がありました。
「川辺に降りて食べようか、棚田に日かげ、ないかも知れない。」
「あれ、見て」
「東屋だ」
橋を降りる階段の先に、川辺に降りる橋があり、絶好の休憩所がありました。
お弁当を頂いて、暫く休憩です。
カメラを向けたら、おどけたポーズ。今日はご機嫌ね。
(手が大きいね。手の大きい男は優しいそうよ、当たってる?)
(13:13)
10分程歩いて、棚田に着きました。掲示板の向こうには、武甲山と、まだ殆ど水の入っていない田んぼが連なっています。
早速、場所を決めて、
早々に絵を描き始めます。
私は、ぶらりぶらりと棚田を眺めてから、隣に行ってみましたが‥、
そこは段差のあるあぜ道の際。座り心地が不安定なうえに下はぬかるみで、居眠りでもしようものなら、運動神経が鈍い私は、落ちてしまうでしょう‥。恐くて退散です。
(どうして、こんなところで描けるのかしら?、というより、どうしてこんなところで描くの‥、?、?、?、)
仕方なく、屋根と椅子のある、見晴処で棚田を眺めて過ごしましたよ。
日差しは強いけれど、緑が眩しく、とても気持ちのいい光景です。
飽きることなく眺めていました。
絵がひと段落したらしく、koujiさんがやってきた。
「ずっとそこにいたの?」
「そうよ、絶景だわ‥。」
「絵は?」
「今、乾かしてる。」
暫く一緒に棚田を眺めて、
「そろそろ、行くか、」
「横瀬発、15:29分に間に合うわ。」
「じゃあ、準備する。」
横瀬駅から一駅だけ乗って、西部秩父駅に。その後、宿に向います。
(続く、)