寒くなる前に‥、

koujiさんのことを、少しだけ。
私たちは同い年です。
中高年の独身者のサークルで知り合って、半年後に付き合い始めました。
もうすぐ、5年目に入ります。


(亡くなった主人とは20歳、年が離れていました。正義感や責任感の強い人でした。
けれど、違和感も大きく、何だか、半分保護者みたいな存在でした。)


同い年のkoujiさんとは、まあ、同級生のような感じでしようか?


殆どがお家dateの私たち、
お休みの日に、旅行用の小さなキャリーに、これは、と思うものを詰めて、
少しだけお洒落して、私のほうから出向きます。
駅ビルのeatインで待ち合わせして、そのまま、スーパーでお買い物。
「なに食べようか、」
「これ安いわよ、」
「よく、見つけるなぁ‥、」
「主婦ですから。」
食材を選んでお家までの道、ブラブラと歩いて帰ります。


時に一緒に料理を作ったりして、ワインを飲みながらお食事。
「もう、酔ったわ、」
「安上がりだなぁ。」

テレビ好きなkoujiさんの横で、持参したノートパソコン覗きながら、
何気ない会話をして、眠くなるまで起きてます。
「もう夜中だよ、」と起こされて、
「あら、大変、」とお片づけ。


連休の朝は、
ゆっくり起きて、こんな感じの朝ごはんを食べて、

少し、遠くに出かけます。お天気が悪い時は、お片づけ。
一生懸命、励んだので、
我が家はお化け屋敷なのに、koujiさんのお家はピカピカになりました。


一緒にいると、とても楽しいのですけれど、
恋人なのか、友達なのか、少し離れた場所にいる、家族なのか、よく分かりません。
時々、私は、
「私たちって、一体何?」と、悩みます。


夜勤続きの仕事は年々、きつくなってきた。
精神障害の、悩める息子は、自立できるのだろうか‥、
「この先、どう、老いていくんだろう、」と考えると、私たちの関係が、
キリギリスのように思えてくるのです。


疲れて、
「会うのは、しばらく、お休みです。」とストライキ。


そんな時、koujiさんは、
「まあ、バイオリズムがあるからね、」とのんびり構えて待っています。
すねてみても、“ぬかにくぎ“で打つ手がありません。


私は、仕方なく、
あちらこちらで撮った写真を眺めたり、日記を読み返したり。


「楽しい思い出が沢山あるのに、どうして私は悩んでいるのだろう?」
「先が短いのに、悩むのは損だわ、」と、いつの間にか、気持ちは収まって、
また、キャリーに荷物詰めている。


全くもって、一人芝居ね、バカみたい。
今年は、ぐずぐずしている間に夏が過ぎて、海にも山にも行けなかった。
寒くなる前に取り戻すことは出来るかしら?





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